「アメとムチ」の限界。 本『モチベーション3.0~持続する「やる気」をいかに引き出すか~』感想

こんにちは、Novtakaです。

今日は本『モチベーション3.0~持続する「やる気」をいかに引き出すか~』について書きます!!

著者

ダニエル・ピンク
1964年にアメリカ合衆国に生まれる。
ノースウェスタン大学卒業後、エール大学ロースクールにて法学博士号を取得し、ビル・クリントン政権下のロバート・ライシュの補佐官を経て、1995年から1997年まで、アル・ゴア副大統領の首席スピーチライターを務めた。

著書に『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』(三笠書房)、『人を動かす、新たな3原則』(講談社)などがある。

要約

持続する「やる気」をいかに引き出すか

昨今、ビジネスの場でも、教育の場でも「良いことをしたらホメる、悪いことをしたら叱る」ことをしています。



人間関係の上で、とても基本的なやり取りですが、それは様々な観点から見て、「合っている」ことなのでしょうか?



周囲の危険から生存することを目的とする「モチベーション1.0」から始まった私たちはいま、賞罰を中心に構築された「モチベーション2.0」の中にいます。



この2つは外的要因(自分以外の原因)から生まれたものですが、これからは「自分の目的」のために



内的要因(自分の内側から出る欲求)からなる「モチベーション3.0」へ進化をさせていく必要があります。

「アメとムチ」の限界

繰り返しになりますが「良いことをしたらホメる、悪いことをしたら叱る」


この行動が生むものはなんでしょうか。



「シンプル」に考えれば、ホメたらその行動は多くなり、叱るとその行動は少なくなると思います。


それは答えが「1」「0」のように、明確であれば良いですが、ビジネスや教育に限らず



私たちは創造性(クリエイティビティ)を働かして、 その1と0の間から最善の答えを導くことをしてきました。


ですが、そのやり方は、誰かが教えてくれるものではありません。



自分自身の答え(生き方にも通じるもの)は、必ず「自分の内側」から出てきます。


それが「内発的動機付け」であり、充実した人生を送るためのものです。



それに対して、賞罰に通じる「報酬がつく行動」は、人のやる気を、「報酬」のレベルに落としてしまうことが多々あります。



この有名な実験のをご紹介します。

「報酬」の罪

ある幼稚園の園児たちを、3つのグループ分けをして絵を描かせました。



・「賞がもらえることが分かっている」グループ
・「賞がもらえることを知らない」グループ
・「何ももらえない」グループ




そして、2週間後の自由時間にもう一度、絵を描くセットを置きました。


「賞がもらえることを知らない」グループと、「何ももらえない」グループだった園児たちは熱心に絵をかいていましたが、



「賞がもらえることが分かっている」グループだった園児たちは、絵に対する興味を大幅に失っており、絵を描く時間も非常に短かったようです。



これは「報酬」によって、「遊び」が「仕事」に変わってしまったためです。



逆に絵を書いていた園児たちの、書いた理由は「楽しいから」「好きだから」「書きたいものがあるから」etc…



10人いれば、10通りの理由があったでしょう。



往々にして、そういった気持ちを「報酬」を介することによって、削いでしまう危険性があります。

あなたの目的はなんですか?

誰の中にもある「持続するやる気」を引き出す方法、それは


「自分自身の内側から出る欲求に素直になること」



そして自分自身が組織のリーダーになったときは、その環境を作ってあげることです。



自分の人生を自ら導き、自分にとって意味のあることを上達させ、自分の目的に向けて行動をしていくことが


私たちにとって本来の姿であるべきの、充実し幸福な人生を歩むことができるのです。

著者ダニエル・ピンクさんの動画

この本の内容についての解説も、ご本人が話しています!

感想

忙しさに追われてしまう人が多い時代に、合っている本だと思いました!



個人的に好きな本「嫌われる勇気」でも似たようなことが書かれていました。

われわれが他者をほめたり叱ったりするのは「アメを使うか、ムチを使うか」の違いでしかなく、背後にある目的は操作です。アドラー心理学が賞罰教育を強く否定しているのは、それが子どもを操作するためだからなのです。

出典元:ダイヤモンド社「嫌われる勇気」 著・岸見一郎、古賀史健

モチベーション2.0(賞罰体制)は裏側にある「操作」の意思から、「会社に従順な社畜」「依存心」を作り出してしまうと思います。



こういった外的要因に惑わされることなく、内側にいるもう一人の自分自身と、いかに向き合えるかが大切です。



そしてモチベーション「1.0、2.0、3.0」それぞれのバージョンがいかなる世界を生みだすのかを考えれば、どれを選ぶのかは一目瞭然です。




充実した人生への道しるべ、それこそが「モチベーション3.0」だと感じました!


終わり

画像出典元: https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A2%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%EF%BC%93%EF%BC%8E%EF%BC%90-%E6%8C%81%E7%B6%9A%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E3%82%84%E3%82%8B%E6%B0%97%EF%BC%81%E3%80%8D%E3%82%92%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%AB%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E3%81%8B-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%EF%BC%8B%CE%B1%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%80%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%AF-ebook/dp/B018HVOXBA

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