日常にひそむ死。映画「この世界の片隅に」ネタバレ感想

こんにちは、Novtakaです。

映画「この世界の片隅に」感想です!!

あらすじ

1944(昭和19)年2月。18歳のすずは、突然の縁談で軍港の街・呉へとお嫁に行くことになる。
夫・周作のほか、周作の両親と義姉・径子、姪・晴美も新しい家族となった。
配給物資がだんだん減っていく中でも、すずは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、
毎日のくらしを積み重ねていく。
1945(昭和20)年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの艦載機による空襲にさらされ、すずが大切にしていたものが失われていく。
それでも毎日は続く。
そして、昭和20年の夏がやってくる――。

出典元:https://www.amazon.co.jp/この世界の片隅に-DVD-のん/dp/B0728MT782

感想

日常にひそむ死。

個人的面白さ:7/10

戦時中に軍港の街にいた一人の女性に
焦点を当て、日常を描いた作品です!

優しく柔らかいタッチの絵柄と裏腹に
当時の生活や、戦争の被害を
生々しく描いています。

原爆が広島に落とされる
1945年8月6日に向け、食料の配給が
少なくなるなど、日本の疲弊と共に
国民も暗いムードに包まれていきます。

その中でも主人公とその家族は
「笑顔」を忘れずに、時には冗談めかして
日々を乗り切っていきます。

空襲の被害が及んだ際も
強くあろうとする彼らでしたが
ある日、空爆の置き土産である
時限爆弾が近くで爆発し
大切な人が亡くなってしまい
主人公本人も体に障害が残ります。

序盤の日常の描写から、視聴者に
一気に戦争の実感を湧かせます。
それでも、荒波を乗り越えて
主人公は前に進もうとします。

希望(変わらない日常)と絶望(戦争の被害)
常に隣合わせにある世界を
見事に描ききっていると思います。

この時代の現実を見ると
平和な時代に生まれた自分を
幸運に思いますが
「日常にひそむ死」というものを
考えると現代は現代で
確実に「危険」は近くに
あると感じます。

日々ニュースで報道される
殺人事件、交通事故など
それが自分に起こらない保証は
当然ありません。

もちろん戦争の危険と比べれば
安全度も高い現代ですが
戦争中の空襲と同じように
今日この世の中にいる
誰かが、明日には亡くなっている
ということが毎日、確実に起きています。


という事実から目を背けないことで
「かけがえのない日常」
実感できるのだと思います。

永遠に続かないことだからこそ
今の目の前の現実を愛おしく
思えるのだと感じます。

日本に過去あったことと共に
変わらない日常の大切さを
知る作品でした!

あとは後半、かなり激動でしたが
前半は日常描写が多く
ここで飽きてしまう人も
出てしまうんじゃないか
という点はありましたが
それも後半に向けての伏線と捉えれば
作品に馴染みます。

戦争を知らない世代に特に
見て欲しい作品です!

終わり

画像出典元: https://eiga.com/movie/82278/photo/

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